ローランドの仕事図鑑

アプリ開発

Roland Cloud Connectアプリや4XCameraなど、楽器と連携するスマートフォンアプリと、PC向けのソフトウェアを開発しています。
具体的には、仕様設計、UIデザイン、コーディング、デバッグ、テスト、不具合対応、環境対応のためのアップデートなど、製品の企画段階からリリース後の保守に至るまで、ひとつの製品の全工程を担当します。
開発過程では、市場の動向やトレンドを踏まえた調査を行い、各種楽器やクラウド、スマートフォンの特性や制限事項を考慮しつつ、他部門と連携して開発を進めています。特に、楽器制作やクラウド処理の開発部門とは、部門間の協力が重要です。また、スマートフォンアプリだけでなく、WindowsやmacOS用ソフトウェアの開発も行っていますが、それらにおいても、WindowsやmacOS用のソフトウェア開発においても、要件定義、外部設計、管理業務も担当します。

プログラム言語からプロジェクト管理まで、
多彩な知識とスキルを活用できる業務

担当するアプリによって必要とされる技術は多少違いますが、業務全体ではC++、TypeScript、Swift、Kotlin、Java、Pythonなどのプログラミング言語、AWSのクラウドサービス、Reactなどのフロントエンド技術といった幅広い技術領域の知識が必要です。
iOSもAndroid OSも頻繁にバージョンアップが発生するため、それぞれの最新情報は常に把握しています。パソコン向けソフトウェアの開発では、WindowsとmacOS両方の知識や理解が必要となります。他にも、製品の設計にも関与するため、UIやUXの理解、並びにDAWやDTMに関する知識も重要です。
製品の初めから最後までに携わるため、技術的な能力だけでなく、プロジェクト管理やソフトウェア試験、資料作成、運用設計など、さまざまな知識とスキルを活用する機会があります。

より音楽を楽しんでいただくために

製品開発においては、ソフトウェア製品ならではの新しいアイデアと魅力を見つけ、お客様が音楽をより深く楽しめるよう心掛けています。
ソフトウェア製品という特徴上、ハードウェア製品よりも短期間で開発が行われます。そのため、音楽のトレンドやUI/UXの最新動向を敏感に察知できるよう、日々情報を収集しています。
競合他社も多いため、チーム内で他社の製品情報や動向を共有し、チームで協力しながら魅力的な製品を創り上げています。

ソフトウェア製品ならではの、新たなアイデアの実現を目指して

Roland Cloudによって、楽器とネットワークがますます密接になりました。それにより、新たな製品の可能性を追求しています。ローランドの歴史を尊重しながらも、常に新しいことに挑戦し、世界を驚かせるようなアイデアを生み出すことに挑戦し続けています。
ソフトウェア製品開発はハードウェアに比べて企画や開発の自由度が高く、新しいアイデアを実現できる絶好の機会です。未知の音楽体験を提供できるよう、幅広い分野にアンテナを張り、情報をキャッチし、製品に落とし込んでいけるような想像力と実現力を発揮していきたいと考えています。

アプリ開発の仕事風景
アプリ開発の仕事風景