ローランドは、社会全体の発展と持続的な事業成長を両立させるためには、音楽・映像文化に関わる産業・業界の発展と繁栄が欠かせないと考えています。そのために、お客様にとって価値ある健全な形で同業他社と共存・競争し、また取引先様と共栄できる公正な取引に努めています。

そして、販売店様と協業することで、共にお客様へ最高の購入体験を提供できる仕組み作りを目指しています。また、仕入先様との関係強化を通じて、お客様が求める製品とサービスを滞りなく提供できる供給体制を目指し、サプライチェーン・マネジメントの強化に努めています。

販売店様との関係強化

お客様に当社製品の魅力をよりよく知っていただくため、デジタル・マーケティングによるローランドとお客様との直接の結びつき強化に加え、販売店様との協業によるマーケティング施策として、コンバージョン・マーケティング活動を進めています。また「Store in Store」展開を通して、お客様が訪れた販売場所で、実製品に触れ、直接説明を受けたうえで納得して購入いただけるような環境を構築しています。

コンバージョン・マーケティング

従来の協力関係を超えて、顧客創造を目的とした販売店様との協業によるマーケティング施策です。
お客様と直接つながっている販売店様と当社の協力関係の下、デジタル・マーケティングを用いて、お客様に有益なコンテンツをお届けし、お客様の購買につなげるよう、共に取り組んでいます。

Store in Store

Roland/BOSS/V-MODAブランドの専用展示スペースを全世界の主要都市の販売店様へ設置しています。Store in Storeには、トレーニングされたローランドの専門スタッフを配置し、①触って試す、②説明を聞く、③納得して購入いただくという、店舗ならではの体験を提供しています。 また、デジタル・マーケティングを通して、お客様にStore in Storeの紹介を行い、実際に店舗で商品をお試しいただく活動も行っています。

仕入先様との関係強化

仕入先様との信頼関係に基づき、QCD(Quality, Cost, Delivery)と、そこに環境面も配慮しながら、公平な取引を推進しています。

当社の事業戦略や調達・製造面での方針を説明し、その対応に向けた協力を仰ぐ目的でサプライヤー・カンファレンスを定期的に開催しています。また仕入先様への定期訪問や経営レベルでのコミュニケーションにも力を入れ、強固で良好な関係構築と、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。

調達方針（PDF版）

紛争鉱物への対応

アフリカのコンゴ民主共和国およびその周辺の資源国では、武装勢力や軍が鉱物の利益を資金源とするために紛争を起こし、非人道的な行為を行っております。当社では、これらの地域で採掘されるタンタル、すず、タングステン、⾦などの紛争鉱物の使⽤が、⼈権侵害の加害者の資⾦源・利益とならないよう努めます。